パーテーションというのは、間仕切りのことです。
広義で言えば、どんなに小さなものでも何かしらを区切る役割を持っているものはすべてパーテーションということになりますね。
区切るのは、物理的には面積だったり容積だったり空間だったりということになりますが、区切る意味から考えると、それぞれの用途や特色、機能を区切るということになります。
建築でいうところの間仕切り壁は、パーテーションウォールというのが正解ですね。
躯体設計の段階で区切られるパーテーションウォールもあれば、建築物としての施工は終了した後で、あらためて使用用途によって後付け設置されるパーテーションウォールもあります。
後付けするものでも強度を必要とする場合は、かなり大掛かりな施工になる場合もありますし、簡易的に空間を分けるだけのものもあります。
もっと簡単なもので言えば、自立式で持ち運びも出来てしまうくらい簡易的な目隠しパーテーションもあります。
建築施工から必要とされるパーテーションウォールは、後で取り壊しや移動工事などが簡単に出来るものではありませんので、設計がゼロの段階から綿密に計画しておかなければいけません。
日本には建築物に関する法律がたくさんありますから、それらをすべてクリア出来るよう設計に組み込まなければいけませんね。
後付けするパーテーションも、手軽に持ち運べるものでない限り消防法などの法律に準拠して設置しなければいけませんし、その材質にも制限があります。
一言でパーテーションと言っても、その種類や設置方法にはたくさんの専門知識が必要なのです。