断熱パネルの性能を表す単位は、W/㎡・KもしくはKcal/㎡h℃などと表現されます。
建築基準法の面から言えば、防火に関して欲求基準を満たしているかどうかの性能評価試験を実施し、適性であるかどうかを判断することになります。
基本的には国際基準であるISOに準拠した試験方法を採用し、不燃と評価出来るレベルかどうかを国が判断します。
難しい計算はひとまず置いておいても、火災に該当する火熱が加えられても、一定時間は燃焼しないなど安全性の高い素材であるかどうかを審議することになります。
それとは別に、例えば大型冷凍倉庫などを建築しようと思った場合、内部の温度をどれだけ一定に保てるかという性能もまた大事な条件です。
例えばマイナス50℃の環境を安定して継続することが出来るのかどうか、人や物が出入りしても内部環境が保てるのかどうか、そうした性能も商業面からすれば当然大事な条件です。
また、気密性を持ち、外部から空気の侵入を遮断することで湿度やクリーン度を一定に保つということも、衛生面での大事な性能です。
そのためHACCPなど微生物汚染などに対する性能基準なども厚生労働省によって規定されており、食品を取り扱う工場や倉庫などではクリア出来る性能も求められます。
まったく別の切り口から言えば、音を遮断する遮音性に関しても断熱パネルの性能が求められるケースもあります。
このように、一言で「パネル」と言っても求められる性能は非常に多岐に渡り、幅広いニーズがあります。
イワタニは、そのすべてに応えるべく開発・製造を行っています。