騒音の問題は、これだけ科学が発達した日本においてもまだまだいろいろな問題を孕んでいます。
それは、音というものがとても掴みにくいもので、実態を正確に把握することが困難だからです。
騒音対策なら、騒音の元を何かで塞いでしまえばいいだろう、と思ってしまいがちですが、密閉した空間が逆にスピーカーのように音を増幅してしまう場合すらあります。
音を小さくしようとした工事が、逆に大きな騒音を生んでしまったという事例も本当に数多くあるのです。
イワタニは産業防音対策事業にも関わっていますが、特に産業系の騒音対策には事前の騒音調査が実に重大な意味を持ちます。
計測データを元に防音設計を行うわけですから当然のこと、目的が違ってしまったのではかかるコストがすべてムダになってしまいます。
データが正確ではない場合や工法を誤ってしまった場合、全く効果がないくらいならまだマシなほうで、前よりも騒音被害が拡大して近隣住民に大変な苦痛を与えてしまったのでは、本当に取り返しがつかないことになるのです。
そうした意味も込めて、イワタニでは防音対策のための騒音測定には個別のチームを組み、測定だけでなくコンサルティングやわかりやすい報告書の作成まで実施しています。
測定も1回だけでは正しいデータが取れませんので、回数や時間、そして測定する場所も変動させながら騒音に向き合っていきます。
もし産業騒音対策でお悩みなら、一度お手伝いをさせていただければと思います。
音の問題は難しい問題ですが、是非一度詳細をお伺い出来ればお役に立てることがきっとあると思います。